保活をしていく中で『モンテッソーリ教育』という言葉を耳にしたことがある人も多いのではないでしょうか。近年は『おうちモンテ!』とSNSでよくあがっていますよね。
モンテッソーリの略が”モンテ”です。
モンテッソーリってよく聞くけれど、
具体的にどんなことをするの?
モンテッソーリ教育を取り入れている園ではどのような活動をしているのか、気になりますよね。
この記事ではモンテッソーリ教育のこと、園での活動をわかりやすく紹介していきたいと思います!モンテッソーリ教育が気になっている人の参考になれば嬉しいです。
モンテッソーリ教育って?
モンテッソーリ教育とは、医師であり教育者でもあったマリア・モンテッソーリ(1870〜1952)が考案した教育法です。子どもの興味関心を尊重し、自己選択を大切にする教育。自分がやりたいことが中心となる学習であり、常に自分からのアプローチが必要になるため、自然に自主性や積極性が身に付くことが期待されています。
100年以上前から続く歴史ある教育法なので、世界140カ国以上で実践されているんですよ!!
Appleのスティーブ・ジョブズ氏、将棋棋士の藤井聡太氏、卓球選手の平野美宇選手など、著名人も多くこの教育を受けていることで有名です。
子どもには、「自分を育てる力が備わっている」という「自己教育力」の存在がモンテッソーリ教育の前提となっており、歩くことを教えなくても、歩こうとしたり、積極的に環境に関わりながら様々な事柄を吸収していったりする姿は、子ども自身が自立に向かって、成長・発達していこうとする姿そのもの。自分の力が存分に発揮できる環境と、自由が保障された中で、子どもは自発的に活動を繰り返しながら成長していきます。
モンテッソーリ教育を取り入れている園の活動
3・4・5歳児は縦割りクラスであることが多く、年齢問わず交流ができるのが特徴の1つです。
主に室内での活動が多く、モンテッソーリ教具(一般的に言うと知育玩具)で遊んでいます。
その知育玩具で遊ぶ活動のことを『おしごと』と呼び、子どもの発達にあったものが保育室に置かれています。
玉落とし→物を落としたい欲求を満たす
モビール→物を目で追う(追視)練習
教具一つ一つに目的があり、担任保育士はその時の子どもたちの育ってほしい力を考えながら保育室に置く教具を考えて、随時入れ替えを行なっています。
この教具が家にあるもので代用可能な物、材料が100円ショップなどで手に入りやすく手作りできるものもあることから”おうちモンテ”として広まりました。
メリット
どの教具や活動にもしっかりとした意味があるモンテッソーリ教育にはたくさんのメリットがあります。
・手を使う教具が多いので手先が器用になる。
・自分のやりたい活動を満足いくまでできる為、情緒が安定する。
・集中力が身に付く。
・縦割り保育の為、年少児は年上の園児に刺激を受けたり、年長児は年下児のお世話をよくするようになる。
・自己肯定感が高まる
デメリット
一方で、一般的に挙げられているデメリットもあります。
・体を動かす活動が少ない。
・個々での活動がほとんどである為、日本の学校教育や環境に馴染みにくい等。
まとめ
ここまでモンテッソーリ教育のことを簡単に解説しました。
モンテッソーリ教育が気になったら最寄りの実施園を見学してみると、実際の雰囲気もわかって良いでしょう。
また、”おうちモンテ”と言われているように、自宅でできるモンテッソーリ教育も多くあります。
しかし、モンテッソーリ教具は購入すると高価なものが多いので、手作りやおもちゃのサブスクを利用することもオススメですよ。
自分の子にこの教育法があっているかしっかりと見極めた上で、実施園に入園したり自宅で取り入れられたら良いですね!
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